この記事の要約
物産館を解雇された私に、新しい仕事の誘いが舞い込みました。
「捨てる神あれば拾う神あり」と思ったその出会い。
しかし、その会社には面接も雇用契約書もありませんでした。
今回は、私が実際に経験した「口約束だけの採用」の怖さと、その経験から学んだことをお伝えします。
「捨てる神あれば拾う神あり」は本当にあると思いました
人生には、不思議なご縁があります。
物産館で働いていた頃、私の仕事ぶりを見てくださっていた関係者の方がおられました。
その方は、私が解雇されることも知っていました。
さらに、他のスタッフが次々と辞めていく状況も見ておられました。
ちょうどその頃、その方は新しく施設の指定管理を任され、スタッフを募集しなければならない時期だったそうです。
タイミングはまさに一致しました。
「給料は今より多く出します。」
「仕事も今より楽ですよ。」
「ぜひ責任者として来てほしい。」
そう声を掛けていただきました。
私は心の中で、
「捨てる神あれば拾う神ありとは、このことなんだ。」
ところが、入社が決まってから違和感を覚えます。
私は当然、
- 面接
- 雇用契約書
- 就業規則の説明
があるものと思っていました。
ところが…
何もありません。
気が付けば施設のオープン日を迎えていました。
物産館では雇用契約書も社内規定も整備されていました。
それが当たり前だと思っていた私には驚きでした。
「契約書なんていらないよ」
周りのスタッフに聞いてみると、
「ここでは契約書なんてないですよ。」
という返事。
履歴書すら提出していないと言うのです。
責任者として私は社長へ確認しました。
「履歴書は提出しなくていいのですか?」
「雇用契約書は作らないのでしょうか?」
返ってきた答えは、
「履歴書みたいなお固いことはいいよ。」
そして雇用契約書については、
何のために必要なのかさえ理解されていませんでした。
その時点で、私はもっと慎重になるべきだったと今では思います。
💡 この経験から学んだこと
入社するときは、
✔ 雇用契約書
✔ 労働条件通知書
✔ 給与条件
この3つは必ず確認することをおすすめします。
約束していた給料と違っていました
最初の給料日。
振り込まれた金額を見て違和感を覚えました。
約束されていた金額ではありません。
確認すると、
社長は、
「それは手取りではなく総支給額の話だった。」
と言います。
しかし私は、
その日に聞いた内容をメモに残していました。
「○月○日に、この金額でお願いしたいと言われました。」
そう伝えると、
社長の態度は一変しました。
ここから職場の空気が変わりました
最初は私だけへの態度が変わりました。
ところが次第に、
周囲のスタッフも巻き込むような雰囲気になっていきます。
私は仕事に集中できなくなりました。
今振り返れば、
約束を守る・守らない以前に、
話し合いができる関係ではなかったのだと思います。
もしあの時、
「約束した金額は出せません。」
「申し訳ありません。」
その一言があれば、
違う未来もあったのかもしれません。
私も学ばなければいけませんでした
私は後になって移住者の知人からこんな言葉を聞きました。
「会社にはいろいろな考え方の経営者がいる。
自分の考えだけが正しいと思う人もいる。」
その言葉を聞いた時、
ようやく自分の中で整理がつきました。
相手を変えることはできません。
変えられるのは、自分の判断だけです。
私は会社を辞める決断をしました
このまま働き続けても、
お互いに幸せにはなれない。
そう考え、
私は自分から身を引く決断をしました。
もちろん悔しさはありました。
しかし、
この経験があったからこそ、
私はもう一つ大切なことを学びました。
⚠️ 60代で仕事を探す方へ
「知り合いだから安心」
「面接がないから楽」
そう思ってしまう気持ちはよく分かります。
しかし、
面接がない会社ほど、一度立ち止まって考えてください。
労働条件を書面で確認することは、自分自身を守ることでもあります。
この経験が、今の私をつくりました
私はこの経験を通して、
もう同じ働き方はできないと感じました。
妻も、
「あなたの性格では、小さな会社では難しいかもしれないね。」
と言いました。
もちろん、
私自身にも至らない部分はあったと思います。
だからこそ、
「これからどうやって夫婦と愛犬2匹を養っていくのか。」
真剣に考えました。
そして一つの答えを出しました。
自分が経験してきたことを、誰かの役に立つ形で発信していこう。
そう決めて始めたのが、このブログです。
人生最後の悪あがきになるかもしれません。
それでも、
読んでくださった方に、
「なるほど。」
「読んでよかった。」
そう思っていただける記事を書き続けたいと思っています。
現在も私は、60代の仕事や働き方について実体験をもとに発信しています。
私の失敗が、これから再就職を考える誰かの役に立てば、それ以上にうれしいことはありません。

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