【60代の再就職】給料より「安心」を選んだ私がたどり着いた職場選びの答え

この記事の要約

60代で再就職を考えると、多くの人が給料や待遇に目が向きます。

しかし私が実際に転職を経験して感じたのは、「安心して働ける環境」の方が人生全体の満足度を大きく左右するということでした。

二度の転職失敗を経験した私が、なぜ給料よりも安心を優先したのか。

そして今、毎朝笑顔で出勤できている理由についてお話しします。



必死だった再就職活動で決めた一つの条件

こんなカッコつけたタイトルにしてしまいましたが、正直なところ当時の私は必死で仕事を探していました(笑)。

移住して2年が経っていました。

こんなはずじゃなかったの人生が始まっていました。

生活のためにも仕事は必要です。

しかし同時に、私は強く思っていました。

「もう同じ失敗はしたくない」

過去に二度の転職失敗を経験していたからです。

知り合いの紹介や人脈に頼るのではなく、誰も私を知らない土地で、自分自身の力で仕事を探そう。

そう決めました。

そして求人を探す中で、一つだけ譲れない条件を設けました。

それは、

「仕組みが整った会社で働くこと」

でした。


前職で痛感したマニュアルの大切さ

前職では私は新規事業の立ち上げに関わっていました。

業務を標準化するため、約3週間かけてマニュアルを作成しました。

完成後、オーナーへ提出すると、

「持ち帰って熟読させてもらいます」

との返事。

私は安心していました。

ところがその後、マニュアルについて話題になることはありませんでした。

気になって確認すると、

「よくできていました」

と言われただけ。

そして翌日からオーナーはスタッフに対して、

「ここはこうしてください」

「これはこうやるんです」

と独自の指示を出し始めたのです。

結果として、マニュアルは現場で使われることなく終わりました。

せっかくルールを作っても、それが運用されなければ意味がありません。

この経験は今でも強く記憶に残っています。



「言った」「言わない」の職場は想像以上に疲れる

私が苦労したのは、実は仕事そのものではありません。

一番苦しかったのは、

「言った」「言わない」の繰り返しでした。

指示を受けても後から内容が変わる。

確認すると、

「そんなこと言っていない」

と言われる。

私はトラブルを避けるため、

「書面でいただけますか?」

とお願いしたことがあります。

しかし返ってきたのは、

「そんな堅苦しいことはいいです」

という言葉でした。

さらに驚いたことに、雇用契約書も正式には交わせませんでした。

もちろん、すべての小規模事業者がそうだと言いたいわけではありません。

素晴らしい会社もたくさんあります。

ただ私自身は、この経験から強く学びました。

安心して働くためには、人ではなく仕組みが必要だ。

ということです。

人は忘れます。

人によって言うことも変わります。

しかしルールやマニュアルは変わりません。

だからこそ働く人を守ってくれるのです。


私が求めていたのは高い給料ではなかった

次の仕事探しでは、私は会社の規模や仕組みを重視しました。

大企業だから絶対に安心とは言えません。

しかし、

  • 雇用契約が明確
  • 労働条件が文書化されている
  • マニュアルが整備されている
  • 相談先が明確
  • 教育制度がある

こうした環境は、個人の感覚だけで運営される職場よりも安心感があります。

当時の私は高収入を求めていたわけではありません。

求めていたのは、

「安心して働ける場所」

だったのです。


現在は給料が半分、それでも満足している理由

現在の職場では、余計なトラブルがほとんどありません。

毎朝、

「今日は何を言われるだろう」

と不安になることもありません。

安心して出勤できます。

ただし労働時間は以前の半分。

給料も半分以下です。

決して余裕のある生活ではありません。

それでも私は今の方が幸せです。

なぜなら、お金と引き換えに失っていたものを取り戻せたからです。

それは、

時間と心の余裕です。



空いた時間が新しい人生を作り始めた

現在私は仕事以外の時間を使って、

  • ブログ運営
  • 流木アート制作
  • 絵本づくり
  • SNS発信

などに取り組んでいます。

収入になるかどうかはまだ分かりません。

しかし、自分がやりたいことに挑戦できています。

以前のように仕事だけで一日が終わる生活ではありません。

60代以降の人生を考えたとき、

この時間は何物にも代えがたい財産だと感じています。


60代の再就職で本当に大切な職場選びのポイント

もしこれから再就職を考えているなら、求人票の給料だけで判断しないことをおすすめします。

面接では次のようなことも確認してみてください。

雇用契約書は交わされるか

当たり前のようですが、とても重要です。

後々のトラブル防止になります。

マニュアルや教育制度はあるか

新人が安心して働ける環境かどうかを見極める材料になります。

長く働いている人がいるか

離職率の高さは職場環境を映す鏡です。

困ったときの相談先があるか

一人で抱え込まないための仕組みがあるか確認しましょう。

面接時に質問しやすい雰囲気か

面接中の対応は、その会社の文化を映しています。


「安心」の形は人それぞれ違う

安心という言葉の意味は人によって違います。

給料の高さかもしれません。

福利厚生かもしれません。

自由な時間かもしれません。

大切なのは、

他人の価値観ではなく、自分の価値観で決めることです。

周囲から、

「その給料で大丈夫なの?」

と言われても、自分が納得しているなら問題ありません。

逆に高収入でも毎日不安を抱えているなら、それは本当の安心とは言えないかもしれません。


まとめ|SLOW & EASYを実現するために必要だったもの

私が60代になって掲げているテーマは、

「SLOW & EASY」

です。

ゆっくり。

無理せず。

自分らしく。

そんな生き方を実現するためには、まず安心できる居場所が必要でした。

今回の再就職を通じて学んだのは、

「給料の額よりも、自分が安心して働ける環境を選ぶことの大切さ」

です。

もし今、再就職先選びで迷っている方がいるなら、一度自分に問いかけてみてください。

「私は何を手に入れたら安心できるのだろうか」

その答えが見つかれば、きっと職場選びの基準も見えてくるはずです。

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