【この記事の要約】
年齢を重ねると「1年があっという間に過ぎる」と感じる人が増えます。
私も若い頃は不思議でした。
しかし60代になった今、その理由が少し分かるようになりました。
そして再就職という新しい挑戦を通して気づいたのです。
人生の時間を豊かにする鍵は、年齢ではなく「好奇心」なのかもしれません。
「昨日お正月だったのに…」高齢者がよく言うあの言葉
よく高齢者の方々の会話を聞いていると、
「昨日お正月でおめでとうと言っていたと思ったら、もう年の暮れだねぇ」
「ほんと1年ってあっという間だねぇ」
そんな話をされています。
若い頃の私は、
「またまた大げさな」
と思っていました。
しかし60代になった今、その気持ちが少し分かるようになってきました。
本当に時間が早く流れているように感じるのです。
もちろん実際の時間は変わりません。
1年365日は誰にとっても同じです。
それなのに、なぜ年齢を重ねると時間が早く過ぎるように感じるのでしょうか。

なぜ年を取ると1年が早く感じるのか
私は人生経験が関係しているのではないかと思っています。
人間の脳は過去に経験したことを、
「知っていること」
として処理します。
反対に経験したことのない出来事には、
「これは何だろう?」
「なぜこうなるんだろう?」
と興味を持ちます。
若い頃は初めての経験ばかりです。
- 初めての学校
- 初めての仕事
- 初めての恋愛
- 初めての失敗
毎日が新鮮で、脳は多くのことを記憶します。
ところが年齢を重ねると、知っていることが増えてきます。
すると新しい刺激が減り、毎日が似たような流れになっていきます。
だから時間が早く過ぎたように感じる。
私はそれが大きな理由の一つではないかと思っています。
1年を長く感じるために必要なこと
ではどうすれば人生の時間を豊かに感じられるのでしょうか。
私は、
好奇心を捨てないこと
だと思っています。
興味を持つこと。
知らないことを知ろうとすること。
新しいことをやってみること。
言葉にすると簡単です。
しかし60代を過ぎると、この一歩が本当に難しくなります。
新しいことに挑戦しようとすると、
「失敗したらどうしよう」
「今さら始めても遅い」
「若い人に笑われないだろうか」
そんな考えが次々に頭に浮かびます。
そして不思議なことに、
行動しない理由だけは次から次へと思いつくのです(笑)。
私が実践している「小さな初めて」
好奇心を持とうと言われても、
何から始めればいいか分からない人も多いと思います。
私もそうでした。
そこで意識しているのは、
大きな挑戦ではなく、小さな初めてを増やすことです。
例えば、
- 行ったことのない店に入る
- 新しい散歩コースを歩く
- 食べたことのないものを注文する
- スマホの機能を一つ覚える
- ブログを書く
そんな些細なことです。
脳にとって大切なのは規模ではなく、
「初めて経験すること」
なのかもしれません。

再就職も同じでした
👉 実際に再就職直後、「仕事が覚えられない」と落ち込んだ体験はこちらに書いています。
https://sho-life11.com/60s-cant-remember-new-job/
私自身、再就職するときは不安でいっぱいでした。
アルバイトなんて作業中心だろう。
今までいろんな仕事をしてきたのだから大丈夫。
そう自分に言い聞かせていました。
しかし本音は違いました。
この年齢で新しい環境に飛び込むことが怖かったのです。
若い頃、自分が年上の人に感じていたことを、今度は自分が向けられるのではないか。
そう考えると悲しくもなり、申し訳ない気持ちにもなりました。
でも、ここで立ち止まってしまったら、60代まで生きてきた意味がないような気もしたのです。
60代の武器は経験値
60代には若さはありません。
記憶力も体力も若い頃にはかないません。
しかし経験があります。
私はこれをゲームの経験値に似ていると思っています。
ただし、
経験値があるから偉いわけではありません。
ここを勘違いしてはいけません。
新しい職場では、自分よりずっと若い人から教えてもらわなければなりません。
頭を下げて学ぶ姿勢が必要です。
経験値の本当の価値は、
- 人を思いやること
- 相手の気持ちを想像すること
- 落ち着いて物事を見ること
にあるのだと思います。
周りを和ませること。
柔らかく接すること。
それも60代の大切な役割ではないでしょうか。

少しの勇気が新しい景色を見せてくれる
やったことのないことは怖いです。
子どもの年齢くらいの人に教えてもらうのも抵抗があります。
「そんなこと、いつでもできる」
と思うこともあります。
どれも本心です。
でも、その考えはこれからの人生を豊かにしてくれるでしょうか。
私は生活のために再就職するしかありませんでした。
言い訳をする余裕もなく飛び込みました。
その結果、
新しいことを覚える苦労もあります。
失敗もあります。
それでも私は今、
新しいことに挑戦している自分に満足しています。
そして不思議なことに、
新しい環境に入ると、また次の目標が見えてくるのです。
そしてこれがまた楽しいんです。
👉 私がなぜ60代になっても働き続けたいと思うのか、その理由はこちらに書いています。https://sho-life11.com/60s-meaning-of-work/
まとめ|人生が早いのではなく、新しい経験が減っているのかもしれない
人生はあっという間です。
それはきっと本当でしょう。
しかし、
その時間が自分にとって意味のあるものだったなら、それでいいのではないでしょうか。
私は再就職を通して、
新しいことを学ぶ楽しさを思い出しました。
失敗もあります。
覚えられないこともあります。
それでも昨日まで知らなかったことを知る喜びがあります。
これからの時間を、
自分が納得できる時間にするために。
少しの勇気と、
ほんの少しの好奇心を持って、
今日も一歩踏み出してみませんか。

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