【60代再就職】仕事が覚えられないのは年齢のせい?私が気づいた本当の原因

60代で新しい仕事に就いた私は、自分でも驚くほど仕事が覚えられませんでした。

かつては人に仕事を教える立場だった私が、今は教わる側になっています。

仕事が覚えられないことに落ち込み、周囲の目を気にし、自分自身を責め続けていました。

しかしある時、その苦しさの原因は年齢ではなく、自分の中に残っていた「必要のないプライド」だと気づいたのです。


教える側だった私が、教わる側になった

仕事覚えが悪いなんて、今まで考えたこともありませんでした。

長年、私は仕事を覚えてもらうためにマニュアルを作ったり、仕事の流れを考えたりする立場でした。

スタッフに説明し、教育する側の人間だったのです。

ところが今は違います。

私は新しい職場で、すべてを教えてもらう立場になりました。

動画マニュアルがあり、それに沿った説明文も用意されています。

わからないことはその都度教えてもらい、必死にメモを取ります。

しかし現場で仕事をしながらのメモは思った以上に大変です。

覚えたつもりでも、次の日には忘れていることもあります。

そのたびに先輩へ質問しなければなりません。



周囲との差に焦る毎日

周りの先輩方は違います。

すべてが頭に入っています。

もう体が覚えているという感じです。

動きも早く、判断も正確です。

私はその横で質問をし、注意を受けながら悪戦苦闘しています。

仕事のペースも違います。

すると余計なことばかり考えてしまいます。

「自分は足手まといになっていないだろうか」

「周囲に迷惑をかけていないだろうか」

「若い人ならもっと早く覚えるのだろうか」

「このおじさん何やっているんだと思われているのではないか」

そんなことを考え始めると、さらに仕事が遅くなります。

焦れば焦るほど頭に入らない。

まさに悪循環でした。


なぜ私はこんなに苦しかったのか

ある日、自分自身に問いかけてみました。

なぜこんなにも苦しいのだろう。

なぜ周りの目ばかり気になるのだろう。

考えてみると答えは意外に単純でした。

私は「いいカッコをしたかった」のです。

新人なのに仕事ができると思われたい。

年齢の割には覚えが早いと思われたい。

迷惑をかけていないと思われたい。

結局は見栄でした。

長年働いてきた中で身についたプライドだったのかもしれません。

しかし、そのプライドは今の私には何の役にも立ちません。

むしろ邪魔をしていたのです。

失敗を恐れる。

質問するのをためらう。

人と比べて落ち込む。

それでは仕事を覚えるどころではありません。



本当に必要だったのは「できない自分」を認めること

私は最近ようやく気づきました。

若い頃と同じようにはできません。

一度聞いただけでは覚えられないこともあります。

メモを見返しながら仕事をすることもあります。

でも、それでいいのです。

60代で新しい職場に飛び込むこと自体が挑戦です。

誰だって最初は初心者です。

今の私に必要なのは、人と比べることではありません。

昨日の自分より少し前へ進むことです。

一つ覚えられた。

一つ失敗が減った。

昨日より少し成長した。

それだけで十分なのだと思います。


私が今実践しているたった一つのこと

特別な方法はありません。

わからないことは聞く。

教えてもらったことはメモする。

そして昨日の自分と比べる。

それだけです。

若い頃の自分と比べない。

周囲のベテランと比べない。

昨日より少し前に進めたかどうか。

今はそれだけを意識しています。


まとめ

仕事が覚えられないことよりも苦しかったのは、「できない自分」を認められないことでした。

私は長い間、年齢のせいだと思っていました。

しかし本当は違いました。

私を苦しめていたのは、必要のないプライドだったのです。

今も仕事は完璧にはできません。

失敗もします。

質問もします。

それでも少しずつ前に進んでいます。

同じように不安を抱えながら働いている60代の方へ。

覚えるのが遅くても大丈夫です。

質問しても大丈夫です。

焦らなくても大丈夫です。

新しい仕事に挑戦している時点で、それは十分に価値のある一歩なのだと思います。


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