「63歳からWワークなんてできるの?」
そう思われるかもしれません。
私自身、少し前までは「まさか自分がWワークをすることになるとは」と思っていませんでした。
でも、2026年9月。
私は63歳で、人生初のWワークを始めました。
現在は午前中にドラッグストアで働き、午後からは幼稚園の環境整備の仕事をしています。
どちらもパートです。
まだ始めたばかりなので、「Wワークは最高です!」なんてことは言えません。
正直、体は疲れます(笑)。
それでも、実際にやってみたからこそ分かったことがいくつもありました。
今回は、私のWワーク体験をお話ししながら、
「60代からWワークを始めるなら、何を考えて仕事を選べばいいのか」
について、私なりにまとめてみたいと思います。
なぜ63歳でWワークを始めたのか
私は2026年2月末で、それまで勤めていた仕事を辞めました。
その後、再就職先を探し、現在のドラッグストアでパートとして働くことになりました。
勤務時間はフルタイムではありません。
そのため、以前の会社員時代と比べると、収入はかなり少なくなりました。
生活していくためには、当然ながら収入を考えなければなりません。
そこで私は、
「ブログで収入を作る」
ということにも挑戦しました。
ただ、ブログを始めたからといって、すぐに収入になるほど甘くはありません。
半年ほど頑張ってきましたが、いまだにブログ収入は「0→1」を達成できていません。
Google AdSenseにも何度か挑戦しましたが、簡単には通りませんでした。
そこで、ある時こう考えました。
「ブログは続ける。でも、収入は別の方法でも増やそう」
それが、Wワークを始めるきっかけでした。
60代のWワークは「働けるか」だけでは決められない
Wワークを考え始めて、最初にやったのは仕事探しです。
インターネットの求人サイトなども見ました。
しかし、地方で60代という条件になると、思った以上に選択肢は多くありません。
地域によっては農業関係の仕事が多かったり、季節によって求人内容が変わったりします。
時給を見ても、
「これだけ働いて、この金額か……」
と思うこともあります。
正直、モチベーションも下がります(笑)。
でも、そこで考え方を変えました。
「条件のいい仕事を探す」のではなく、「自分が無理なく続けられる仕事を探そう」
そう考えるようになったのです。
ハローワークに行ってみた
そこで私は、ハローワークにも相談に行きました。
私が伝えた条件は、それほど多くありません。
- すでにパートの仕事をしている
- その仕事と両立できる時間帯
- 自宅からあまり遠くない
- 60代でも応募できる
- 体力的に続けられる仕事
こうした条件を相談員の方に伝えました。
すると、ちょうど新しく出た求人の中に、条件に合いそうな仕事がありました。
それが、幼稚園の環境整備の仕事でした。
自宅からもそれほど遠くありません。
求人を見た段階では、
「63歳の男性でも大丈夫なのかな?」
と思いました。
しかし、そこも自分で勝手に判断しませんでした。
ハローワークの相談員の方が勤務先に確認してくださり、
「問題ありません」
とのこと。
すぐに面接の話が進みました。
面接というより「仕事の説明」だった
実際に行ってみると、一般的な会社の面接とは少し違っていました。
仕事の内容や勤務時間などについて説明を受け、
「こういう仕事ですが大丈夫ですか?」
という確認に近いものでした。
もちろん、私のあとにも別の方が面接を受ける予定でした。
そのため、その場で採用が決まったわけではありません。
そして2日ほど経った頃、
採用の連絡をいただきました。
ハローワークの相談員の方からも、
「こんなにスムーズに決まるのは珍しいですよ」
と言われました。
「自分には無理だろう」
と最初から諦めなくてよかったと思っています。
実際に始めてみた仕事内容
現在の仕事は、幼稚園の環境整備です。
基本的には一人で作業します。
その日の状況を見ながら、
- 草取り
- 草刈り
- 畑・樹木の手入れ
- 園庭の清掃
- 花壇や周辺環境の整備
- 備品や設備の確認
- その他、園内環境を整える作業
などを行っています。
「今日はこれをやってください」と細かく指示されるというより、
自分で園内を見て、必要なことを考えて作業する。
そんな仕事です。
これが、私には意外と合っていました。
「自分の仕事」が目に見える
今まで私は、営業など人と関わる仕事を長くしてきました。
営業の場合、
「今日、自分が何をしたのか」
が目に見えにくいこともあります。
ところが、環境整備の仕事は違います。
草が生えていた場所をきれいにする。
伸びていた枝を整える。
園庭を掃除する。
子どもたちが安全に遊べる環境を作る。
作業前と作業後の違いが、自分の目で分かります。
そして、
「これも仕事なんだな」
と思いました。
子どもたちが気持ちよく、安全に遊べる場所を作る。
そのために自分が働いている。
そう考えると、今までとは違った仕事のやりがいを感じます。
ただし、60代のWワークはやっぱり疲れる(笑)
ここは正直に書いておきます。
疲れます(笑)。
私の場合、午前中にもう一つのパートの仕事をして、その後、午後から屋外で環境整備をしています。
特に始めた9月は、宮崎でもまだ暑い日が続いていました。
午前中の仕事が終わってから、午後に屋外作業。
これはなかなか体力を使います。
63歳ですから、若い頃と同じ感覚で考えてはいけません。
ここで大切だと思ったのが、
「働けるか?」と「続けられるか?」は違う
ということです。
1日だけならできる。
1週間ならできる。
でも、それを半年、1年と続けられるのか。
60代から仕事を選ぶなら、私はここをかなり重要視したほうがいいと思います。
Wワークを始める前に確認しておきたいこと
実際にWワークを始めてみて、私が感じたことをまとめます。
① まず「何時間働けるのか」を決める
最初に仕事を探すのではなく、
自分が週に何日、1日に何時間働けるのか
を決めておくことです。
「できるだけ稼ぎたい」だけで仕事を探すと、あとから体力的に苦しくなる可能性があります。
私の場合も、すでに一つ仕事をしているので、その仕事との時間調整が必要でした。
② 通勤時間を甘く見ない
時給だけを見て仕事を選ぶのも危険です。
例えば、時給が少し高くても、片道1時間かかる仕事なら、それだけでかなりの時間を使います。
Wワークならなおさらです。
仕事Aが終わってから仕事Bへ移動する場合、
「移動時間も含めて続けられるのか?」
を考える必要があります。
私の場合は、自宅から比較的近い仕事だったことも大きなポイントでした。
③ インターネットだけで探さず、ハローワークも利用する
今回、私が実感したのがこれです。
私は最初、インターネットの求人も見ていました。
しかし、ハローワークで相談したことで、自分一人では見つけられなかった求人と出会うことができました。
特に60代になると、
「自分の条件では無理だろう」
と最初から決めてしまうことがあります。
だからこそ、相談してみる。
自分の条件を伝えてみる。
これはやってみる価値があると思います。
④ 「自分には無理」と応募する前に決めない
今回の私もそうでした。
「63歳の男性でも大丈夫なのかな?」
と思いました。
でも、実際には採用していただきました。
もちろん、すべての仕事で同じ結果になるわけではありません。
年齢制限がある仕事もあります。
体力的に難しい仕事もあります。
だからこそ、
「自分には無理」ではなく、「応募条件を確認してから判断する」
ことが大切だと思います。
⑤ Wワークなら「社会保険」と勤務時間も確認する
今回、私自身がWワークを始めて、特に確認しておいたほうがいいと思ったのが社会保険と勤務時間の関係です。
私は現在、すでに一つの勤務先で社会保険に加入しています。
その状態で、もう一つ仕事を始める場合、
「空いている時間があるから、そこにどんどん仕事を入れればいい」
という単純な話ではありません。
私の場合は、現在の勤務先との社会保険の関係を考えながら、もう一つの仕事の勤務時間を決めました。
Wワークをする場合は、
- どちらの勤務先で社会保険に加入しているのか
- それぞれの勤務時間はどのくらいなのか
- もう一方の仕事の勤務時間を増やした場合、社会保険の扱いに影響しないか
- 会社側に確認しておく必要がないか
などを、働き始める前に確認しておくことをおすすめします。
社会保険については、勤務先や契約内容、働き方によって取り扱いが変わる場合があります。
ですから、
「Wワークだからこうなる」と自己判断せず、勤務先や年金事務所などに確認する。
これが大切です。
私自身も今回、Wワークを始めたことで、
「仕事を増やせるか」だけではなく、「制度上どういう働き方ができるのか」まで考える必要がある
と実感しました。
⑥ 「働ける仕事」より「続けられる仕事」を選ぶ
最後に、これが一番大事かもしれません。
60代になると、
「いくら稼げるか」
だけで仕事を選ぶのは難しくなります。
もちろん収入は大切です。
でも、
体を壊してしまったら、働くことそのものができなくなります。
だから私は、
「自分ができる仕事」ではなく「自分が続けられる仕事」
を考えるようになりました。
これは、今回Wワークを始めて一番大きく変わった考え方です。
Wワークを始めて、仕事に対する考え方も変わった
以前の私は、
「仕事=収入を得るためのもの」
という考えがかなり強かったと思います。
もちろん、それは間違っていません。
生活するためにはお金が必要です。
でも、今回の仕事を始めて、
「自分の仕事が誰かの役に立っている」
という感覚を改めて感じました。
園庭をきれいにする。
草を刈る。
危険になりそうな場所を整える。
子どもたちが安全に過ごせる環境を作る。
一つ一つは小さな作業です。
でも、それが積み重なって「仕事」になる。
63歳になって、改めて仕事の意味を考える機会になりました。
LIFE CHECKをやったからこそ、仕事選びも変わったのかもしれない
私は以前から、自分自身を振り返るための「LIFE CHECK」というものを作っています。
人生の中で、
- 何をしていると楽しいのか
- 何が嫌なのか
- 何にやりがいを感じるのか
- 何が得意なのか
- 何が苦手なのか
- これから何をしたいのか
こうしたことを一度立ち止まって考えてみる。
それがLIFE CHECKです。
今回のWワークを選ぶときも、
「とにかくお金になる仕事なら何でもいい」
という考え方ではありませんでした。
自分が何を大切にしたいのか。
どんな環境なら続けられるのか。
人とずっと接する仕事がいいのか、それとも一人で黙々とできる仕事がいいのか。
体力的に何ができるのか。
そういうことを考えながら仕事を探しました。
もしかすると、LIFE CHECKをやってきたことが、今回の仕事選びにもつながっているのかもしれません。
60代からのWワークは「遅い」のか?
私は63歳です。
もちろん、20代や30代の人と同じようには働けません。
体力も違います。
仕事を選ぶ条件も違います。
でも、
「63歳だからもう遅い」
とは思っていません。
今回、実際に仕事を探して、応募して、採用されて、働き始めました。
やってみなければ、自分にできるのかどうかも分かりません。
逆に、やってみて初めて、
「これは自分には合わないな」
と分かることもあります。
それも一つの経験です。
まとめ|63歳、まだまだやってみます
今回のWワークで私が感じたことをまとめると、
60代の仕事探しでは「働けるか」だけではなく、「続けられるか」を考えることが大切です。
そして、
- 自分が働ける時間を先に決める
- 通勤時間も含めて考える
- ハローワークなどに相談する
- 年齢だけで自分から諦めない
- 社会保険と勤務時間の関係を事前に確認する
- 収入だけではなく、続けられる仕事か考える
このあたりを意識しておくと、Wワークを探すときの判断材料になると思います。
ただし、私もまだ始めたばかりです。
ブログ収入は、いまだに0。
Wワークも、これから冬を迎えます。
今と同じように働けるのか、それとも働き方を変えることになるのか。
それはまだ分かりません。
だから、この記事も「63歳の私がWワークで成功しました」という話ではありません。
63歳の私が、実際にWワークを始めてみた途中経過です。
これから先、何が起こるのか。
自分でも楽しみながらやってみようと思っています。
人生は、やってみなければ始まらない。
やってみて初めて、自分に合っているのかどうかが分かる。
63歳。まだまだ、やってみます。

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